全てのステークホルダーの皆さまへ
2016年3月期は、(株)トーメンとの合併から10年、「GLOBAL 2020 VISION」策定から5年という節目の年 でありましたが、資源市況の急激な悪化を背景とした資源関連の減損処理やこれまで取り組んできた案件、保有 資産の精査に伴う損失処理を実施した結果、2016年3月期の連結業績は、売上高は前期比5.7%減の8兆 1,702億円、営業利益は17.2%減の1,402億円、経常利益は18.0%減の1,280億円、親会社株主に帰属 する当期純損失437億円の赤字決算と大変厳しい結果となりました。当社が赤字決算になるのは、2000年3月 期以来16年ぶりのことであり、経営者として大変重く受け止めております。
今回の損失処理により当面の懸念材料は一掃したと考えており、今後は、本来の豊田通商グループの力を発 揮し、新たに策定したビジョン「Global Vision」-次の10年に向けて(2016年策定)-の実現に向けて取り組ん でいきます。
株主・投資家ならびに全てのステークホルダーの皆さまにとって、当社が「The Right ONE」となれるよう持続的 な成長の実現に取り組んでいきますので、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
加留部 淳 取締役社長