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    協和発酵キリン株式会社(Kyowa Hakko Kirin Co.,Ltd.)

    http://www.kyowa-kirin.co.jp
    協和発酵キリン株式会社(Kyowa Hakko Kirin Co.,Ltd.)
    〒100-0004
    東京都千代田区大手町1-9-2
    電話: ‎03-5205-7200
    ファクシミリ: ‎03-5205-7129

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    社長のメッセージ  

    2014年

    社長メッセージ

    独自のバイオ技術を最大の強みとし、「グローバル・スペシャリティファーマへの挑戦」を結実させます。

    協和発酵キリングループは、バイオ技術に強みを発揮する企業です。バイオ技術を活かして多様なアンメットメディカルニーズを解決し、世界の人々の健康と豊かさに貢献することが最も重要な使命であると自認しています。この使命とともに、グローバル市場におけるグループ全体の持続的な成長を果たすため、技術力と人材力のさらなる強化を目指します。


    私たちの最大の強みは「バイオ技術」です。

     バイオ医薬品には、これまで低分子医薬品では治療が困難だった疾患に対する治療機会の提供が期待されており、近年、バイオ医薬品市場は世界的に拡大しています。しかし、従来にはない高い技術と経験が不可欠であることから、市場への参入障壁は極めて高いといわれています。バイオ技術と一言でいっても、それを駆使したバイオ医薬品を患者さんのもとへ届けるまでには、探索研究に始まり、開発研究や、品質を保証しながら製造ラインでの生産を実現するプロセス研究など一連のプラットフォームが必要となります。私たち協和発酵キリンは、これらを自らの技術で網羅し、新しい医薬品を患者さんに提供できる研究開発型の製薬会社です。バイオ技術は私たちにとって最大の強みであり、持続的な成長ドライバーの創出、すなわち創薬の源泉といえます。

     私は、グローバル・スペシャリティファーマ(Global Specialty Pharmaceutical company:GSP)実現への戦略的なプロダクトと位置づけているKW-0761(日本製品名:「ポテリジオ®」)が迎えた新たな展開こそ、私たちのバイオ技術を支える総合力が高まっていることを示す証であると捉えています。

     KW-0761は、独自のバイオ技術の一つである、強活性抗体作製技術「ポテリジェント」から生まれた抗体医薬品です。本剤は血液のがんを対象にグローバルで開発を進めており、2012年5月に国内で、再発または難治性のCCR4陽性の成人T細胞白血病リンパ腫の治療薬として発売しました。2014年3月には再発または難治性のCCR4陽性の末梢性T細胞リンパ腫およびCCR4陽性の皮膚T細胞性リンパ腫、同年12月には化学療法未治療でCCR4陽性の成人T細胞白血病リンパ腫を対象として、国内での適応追加承認を取得しました。

     バイオ技術を強みとして持ち続けるためには、特に研究において、時代を先取りすることが非常に重要です。当社は、現在KW-0761のほかにも開発中の抗体医薬品を複数保有していますが、これは過去において時代を先取りした研究活動が今、成果として実を結び事業の成長をもたらしているということです。個々の研究者が持つセンスや発想の先見性と、それらを大切にする企業文化とが相まって、将来の成果につながるといっても過言ではないでしょう。

     2014年には、KW-0761の固形がんに対する効果を示唆する新たなデータの報告を踏まえ、7月にAstraZeneca(英)、9月にはPfizer Inc.(米)、さらに12月には小野薬品工業(株)およびBristol-Myers Squibb Company(米)と開発提携契約を締結しました。これらの契約のもとで、ヒトの免疫システムを制御してがん細胞の駆逐を試みる腫瘍免疫療法という最新の治療法におけるKW-0761の効果の可能性を共同で探索していきます。

     KW-0761には、免疫システムからがん細胞を保護する制御性T細胞を抑制する作用がある一方、開発提携契約を締結した4社は、それぞれ別のアプローチで免疫システムによるがん細胞への攻撃を強化する薬を開発しています。KW-0761と各社開発中のプロダクトとの併用が、がん治療における相乗効果を生むことで、新たな治療の選択肢を患者さんに提供でき、アンメットメディカルニーズに応えられる可能性が出てきたと考えています。


    「私たちの志」を基盤とした人材の総合力をもって、GSPへの挑戦に臨んでいます。

     当社の母体となったのは協和醱酵工業およびキリンファーマです。両社のバイオ技術に関わる歴史をさかのぼると、前者は1956年に世界初の発酵法によるアミノ酸の大量生産、後者は1990年にエリスロポエチン製剤である「エスポー®」の発売を手がけたことが始まりです。以来、両者とも幾多の困難を経て今日までに多様な技術を進歩させてきました。現在も、本質的な強みである技術力と人材力を大切にして経営理念の実現に取り組んでいます。

     当社には異なる事業やさまざまな業務がありますが、私たちは経営理念の実現を目指しながらどのように行動するかを考えるとき、常に「私たちの志」を拠り所にしています。研究開発から生産、営業、信頼性保証というバリューチェーンの異なる段階に従事する従業員らが、この「私たちの志」を軸に共通の目標達成に取り組んでいます。そして、その思いをお互いに理解し、世界と向き合いながら前進できていることを実感しています。私は、各国にある当社グループの拠点で、いのちのために働くことを誇りにできる人材がそれぞれの任務に日々励んでいることを、非常に頼もしく思っています。

     また、この共通する思いで力を結集しつつ、多様性の推進にも注力しています。その目的は、多様性をイノベーションにつなげるとともに、グローバルな事業展開において、より大きなシナジーを発揮できる強みへ変えていくことにあります。さらに、変わりゆく事業環境への対応力を向上させ、社会からの期待や要請に応え続けていきたいと考えています。

     社会からの期待、要請という観点では、2014年5月、当社社員の医師主導臨床研究への不適切な関与が判明しました。このようなコンプライアンス違反がありましたことを、社長として深くお詫びいたします。

     私は、ただちに外部専門家による社外調査委員会を設けて事実把握と問題点の解明を委嘱し、同委員会より再発防止と当社の信頼回復に向けての提言(http://www. kyowa-kirin.co.jp/report/20140711.pdf)をいただきました。提言において、既存社内ルールの運用における課題が指摘されましたことを踏まえ、その解決は人事も含む組織改編と従業員の意識改革の両面から解決を進めています。

     今日、製薬会社と医療関係者との関係に対する社会の目は非常に厳しくなっています。それだけに、このたびの件を一層真摯に受け止め、再発防止に努めています。全社一丸となって、高い倫理観に裏打ちされた人材力のさらなる向上に注力し、新たな協和発酵キリンへと生まれ変わります。


    バイオ技術で、世界のアンメットメディカルニーズに貢献します。

     2014年はアンメットメディカルニーズに応える2つの新しい製品を国内で発売することができました。一つは、がん化学療法による発熱性好中球減少症の発症抑制を適応症とした「ジーラスタ®」、もう一つは尋常性乾癬の治療のための「ドボベット®」です。

     また、KW-0761が新たなグローバルステージへと前進したほか、多くの新薬の臨床試験や既存製品の追加適応申請などにも進展がありました。主力のバイオ医薬品である「ネスプ®」は腎性貧血治療剤として堅調な売上高を維持するとともに、2014年12月には骨髄異形成症候群に伴う貧血を対象として国内での適応追加承認を取得しました。

     2015年は、引き続きカテゴリー戦略を軸に、新薬の創出や既存品の適応拡大を推進すると同時に、「ジーラスタ®」や「ドボベット®」の市場浸透に力を注ぎます。また現在、医薬事業の海外売上高比率は約23%ですが、この割合を一層高めていくことにより、次期中期計画期間である2016年以降には、定量的な業績面からも文字どおりGSPを体現できるものと見込んでいます。日本発のGSPとなって世界の人々の健康と豊かさに貢献したい――そう私たちは考え、今後もバイオ技術という成長性に富んだ私たちのスペシャリティを最大限に活かし、「こういう薬があれば病気を治し、社会復帰できるのに」あるいは「健康寿命が延びるのに」といったアンメットメディカルニーズに応えたいと思います。

     さらに、私はサイエンスの進歩、その本質を見極めたうえで、新薬の種を大事に育てていく姿勢を持ち続けていきます。当社が研究開発型の企業である以上、経営者にもサイエンスに対する深い理解と情熱が大切だと考えるからです。風通しの良い組織風土で各従業員がGSPの一員にふさわしい人材力をいかんなく発揮でき、個人も会社も成長を持続していけるよう、「私たちの志」を胸に社長として協和発酵キリングループをリードしていく決意です。




     代表取締役社長



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